こっそり女一人旅

時々出かける一人旅の記録

2019年1月 鉛温泉(岩手県) 女一人旅③ 3日目

今朝も女性時間の白猿の湯へ。夕べに引き続き、いいお湯加減でした。これで今回は見納めと思い、よく目に焼き付けてきました。

その後は、すぐ近くにある桂の湯へ。露天と内湯を堪能しました。やはりこの時間は、けっこう入っている人がいました。

部屋へ戻り、着替えてから食堂で朝ごはんです。今朝はベーコンではなくウィンナーエッグでした。蓋を取ると入っています。

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おいしかったです!昨日と同じくボリュームもたっぷり。

食後は荷物をまとめて、チェックアウトします。

宿のワゴンで坂道を上り、バス停まで送ってもらいました。無料のシャトルバスではなく、路線バスに乗ります。盛岡に寄るため、少し早い時間に出たかったからです。シャトルバスがない時間だったのです。

バス停前の景色はこんな感じ。

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すぐ近くに、スキー場がありました。

地元の人たちとバスに揺られて、花巻駅まで向かいます。駅構内には鹿踊りの人形がありました。

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いつか、本物を見てみたいな・・・暖かい時期に来て、イギリス海岸にも行ってみたい。

盛岡までは普通電車で移動します。とても寒い日(私にとっては)でしたが、車内は暖かかったです。

盛岡駅周辺は都会でしたが、駅自体は広すぎず、まとまっている感じでした。駅前から路線バスに乗り、岩手県立美術館に移動します。鶯宿温泉行き、なんていうバスもあって、興味をそそられました。

盛岡は少し郊外に出ると畑の中に住宅がある感じで、広々した、新しい雰囲気のところだなと思いました。そして郊外の美術館などの施設にもちゃんとバスが巡廻していて、考えられているなと感じました。私が住んでいる町は車社会で、なかなか徒歩で行ける場所が少ない上、バスもないものですから、そんなことを思いました。

そして岩手県立美術館に行ったのは・・・2月17日まで開催されていた「ますむらひろし展 アタゴオル北斎と賢治と」を観るためです!

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ますむらさんは、独自のタッチで猫の絵を描く漫画家です。『アタゴオル玉手箱』とか、宮沢賢治作品の猫版漫画とか描いています。北斎の作品のパロディ?と言っていいのか分かりませんが、構図を真似て、人物を猫に置き換えた作品もかなりたくさん展示されていました。本当に見応えがありました!・・・が、たくさんありすぎて、見終わった後は疲れてしまいました。美術館とか行くと、いつもそうなんですが。

昼時でしたがちょっとお茶を飲みたいと思い、美術館内のカフェレストランでケーキセットをいただきました。アップルパイとコーヒーです。

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外は晴れていて、全然雪はありませんが寒いです。私のイメージでは、1月の岩手は雪がいっぱいだったんですが、今年は暖冬だったせいかな。美術館もカフェも館内はとても暖かく、汗をかいてしまいました。カフェでは小さいお子さんを連れたお母さんも多かったです。ここは持ち込みもできるようでした。展示に関連したメニューもあって、なかなかおいしそうでした。

英気を養った後はショップを見て、ますむらさんの絵葉書とかを少し買いました。それ以外にも、いろいろおしゃれなものがそろっていて、見ていて楽しかったです。

それからバスで駅に戻り、駅ビルの中にあるカジュアルな感じのレストラン街で、白龍のじゃじゃ麺を食べました。初めてのじゃじゃ麺でした。少し残して卵を溶きいれて、スープにもしてもらいました。

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たかぎなおこさんの一人旅の本で読んでから、ずっと憧れていたんです。店舗は違いますが、やっと食べられました!お値段が休めでいいですね。

食後は駅内のお土産屋さんで福田屋のコッペパン(でかい!)とか、コッペパン風味のクッキー、シードルなどを買いました。そしてドトールで少し休んでから、帰路につきました。帰りは新花巻駅には停車しない新幹線(はやぶさ、だったかな?)で、ほぼ満席でした。盛岡から東京まで2時間くらいなんですね。驚きでした。

後日、職場にお土産を持って行ったら「あえて雪の降る時期に岩手に行くなんて、いいじゃない」と言ってくれた人がいました。本当にそうだったなと思います。まあ、大雪でも降って、帰って来られなかったら困るのですが。

鉛温泉は、じっくり温泉を楽しみたい人にはいい所だなと思いました。若いスタッフさんが大勢いるし、あたらしくおしゃれな食堂もあるしで、温泉好きの人たち以外に向けても、頑張っておられるなと感じました。ただ山の中で、冬でも廊下にカメムシがいたので、嫌いな人は時期を選んだ方が良いかもしれません。でも温泉はとても雰囲気があって良かったです。本当に、ゆっくりできました!

岩手には大沢温泉とか、他にも入ってみたい温泉がたくさんあるので、また訪れたいと思いました。