広島から普通電車で尾道駅に着いたのは、夕方でした。
尾道駅はリニューアルしたばかりのようで、おしゃれなカフェや観光案内所が入っていました。2階はホステルになっているようです。
駅前の道路を渡ると、尾道水道に出ます。島が近い!海沿いは気持ちのよい散歩道になっていて、おしゃれなカフェなどもありました。春休みの影響か、大学生くらいの若者をたくさん見かけました。
山側を望むと尾道城が見えます。
海沿いの道を少し北に入ると、尾道本通商店街に出ます。閉店してしまった店舗をリノベーションしておしゃれなお店に変身させていたりと、新旧の雰囲気が混在する商店街でした。雰囲気ある建物もありました。
尾道のお土産を扱うお店などものぞきながら、商店街沿いにある今夜の宿「尾道みなと館」に到着しました。
こちらはやはり、古い建物を改装して?作ったホテルのようなのですが、源泉かけ流しのラジウム温泉の大浴場があります。向かって左側はイタリアンのレストランです。
中に入ると、いくつかの建物をつなげて作ってあるような、不思議な構造になっていました。サイクリスト向けに、自転車も館内に持ち込めるようです。
部屋は狭いけど機能的でした。
上はロフトのベッドです。手前にはマッサージチェアーもありました。パジャマ風の部屋着も良かったです。
お手洗いもきれい。アメニティが洗濯ばさみでぶらさげてあるのも省スペースの工夫のようです。この部屋にはお風呂は付いていません。
過ごしやすい部屋でしたが、建物全体に音が響きやすく、隣の部屋の音もよく聞こえるので、ちょっと気を使いました。
この日も暑くて汗だくだったので、まずは温泉に入りました。写真はありませんが、おしゃれなタイル張りの、かわいらしい内装の浴場でした。お湯は加温してあるようでしたが、さっぱりしていてなかなか良かったです。
そして夕飯は、館内のレストランでイタリアンのコースをいただきました。一人でも広い席を用意していただきました。チェックインの時にウェルカムドリンクのチケットをもらったのですが、アルコールをはじめ、色々なドリンクが選べて良かったです。私はスパークリングワインを選びました。
チーズフォンデュと広島産牡蠣フライ。
牡蠣はフライか生牡蠣か選べました。私はお腹が弱いのでフライにしましたが、すごくおいしかった!マンゴー?のソースも付いていました。
ブイヤベースとアワビのホイル焼き。ワインが終わったので自家製のリモンチェッロのソーダ割りも頼みました。
ブイヤベースはトマト感強し。アワビが出てくるコースということで豪華版だったのですが、普段はもう少しリーズナブルなお肉が出てくるコースもあるようです。私が予約した時はこのコースしか選べなかったのですが、一人だし時期的にもちょっと割高になってしまいました。
尾道ちりめんと広島産牡蠣のボンゴレビアンコと、ぶれてますがデザートのシャーベットと尾道紅茶。
パスタかリゾットを選択できました。パスタはちょっと塩が強かったかな。でも、全体的においしかったです!ゆっくり食事できました。
夕食後、外に出てちょっと周辺をぶらぶらしてみました。小さな飲み屋さんがチラホラあって、若い人たちが入っていました。尾道は若者に人気があるんだな。
ホテルに戻り、この日はもう一度温泉に入ってから寝ました。
翌朝も再び温泉に入り、朝食をとろうとレストランに行くと満席でした。小さなホテルなので、こういうこともあると思います。名前と部屋番号を記入し、部屋で待っていると、席が空いたと電話で連絡がありました。
朝食はワンプレートが一人一皿と、ドリンク、スープ、ホワイトスープカレーが食べ放題です。食パンもありました。
カレーはグリーンカレーのような感じで、けっこうスパイシーでした。個人的に、100%のジュースが何となくシュワっとしているような気がしておいしかったです。
食後は少し休んでから、ホテルに荷物を預けて観光に出かけることにしました。
ホテルの前の通りです。けっこう車も通ります。
ホテルの近くに鳥を多く扱っているペットショップがあったのですが、大きなニワトリを小さなゲージで、2羽を一つのゲージに入れたりして売っていたので、何だかな・・・と思いました。かなり安い値段で売られていたので、近所だったら買ってしまったかもしれません。私が住んでいるのは田舎なので、ニワトリを飼っている人は珍しくないのです。結局何もしなかったので、いろいろ言う資格は私には何もないんだと分かっていますが、あのような光景を見たのは久しぶりだったので、ちょっとつらい気持ちになりました。せめてもうちょっと、広いゲージで飼ってやれないものだろうか・・・
気を取り直して、千光寺のロープウェイに乗りました。上から見た景色です。
文学の小道を下り・・・
尾道水道を眺めつつ・・・
ロープウェーと同じ高さを歩き・・・
猫の足跡に癒され・・・
詳細は忘れたけど何かの作家の?終焉の家を見て・・・
猫の細道へ。
気になる看板やお店など、いろいろありました。
でも、時間が早かったせいなのか、平日だったからなのか・・・どこも開いていませんでした。
窓辺にフクロウの人形があるお店もありました。
個性的な飲み屋?も・・・
本物の猫にもちょっとだけ遭えました。
喉が渇いたので、尾道本通商店街に戻り、昨日前を通って気になっていた「尾道浪漫珈琲」で休憩しました。
頼んだのはアイスウィンナーコーヒー。自分でクリームを載せたので、あまりきれいではありません。
雰囲気の良い喫茶店で、モーニングもおいしそうでした。一人客の若者と隣の席のおばちゃんが話をしていたりして、尾道は人と人との距離が近い街なのかなと感じました。
休んだ後は、近くのお店で八朔大福を買いました。
それから近くに尾道ラーメンの有名店があったので行ってみたのですが、若者ですごい行列になっていたのであきらめ、ホテルで荷物を受け取った後、商店街をぶらぶらしながら駅まで向かいました。途中にあったお菓子屋さんでレモンケーキをお土産に買いました。
駅のコインロッカーに荷物を預け、近くにあった「尾道ラーメンたに」で尾道ラーメンを食べました。食券制で入りやすく、なかなかおいしかったです。
食後は尾道水道沿いにあるおしゃれ施設「ONOMICHI U2」の外観だけ眺めて・・・
海沿いをぶらぶら駅に戻り・・・
無事、電車で自宅まで帰りました。
尾道は思っていた以上に若者が多かったです。私ももう少し若い時の方が、もっと楽しめたかもしれないと思いました。いつか、しまなみ海道も渡ってみたいです。
そして、実は今回の旅の途中から咳が出始めて、帰ったころにはちょっとひどい状態になってしまいました。でも懲りずに、これからも旅に出たいと思います!
健康第一!!