妹と、晩秋の北信濃を旅してきました。
まずは高速で小布施へ。この時は10月の台風被害の影響でスマートICから降りられず、その先のインターで降りました。
ちょうどお昼時だったので、お久しぶりのフランス食堂ヴァンベールでランチ。
私は子羊のソーセージのガレット、妹はキッシュを。
ソーセージはちょっと羊の匂いがするんだけど、ワイルドでおいしかった。どちらとも相変わらずなかなかのボリュームでした。
食後は小布施の街をぶらぶら。妹が栗菓子を買いたいというので、何軒かはしごしました。さすが小布施、なかなかの混み具合でした。
桜井甘精堂前のもみじがきれいだった!
小布施堂に隣接したモンブラン朱雀専門店に入りたかったけど、3時まで空きがないとのことで、おとなしく小布施堂喫茶室で栗菓子をいただきました。
私は栗蒸し、妹は栗かのこ。上品でおいしかった!
喫茶室の天井がすごかった。
車でちょっと郊外へ移動し、これまたお久しぶりの小布施ワイナリーへ。住宅街の中みたいな場所なんだけど、新しい駐車場ができていました。
この入り口ではなく・・・
建物の脇から入ると、奥に蔵があります。そこがワイナリーの販売所になっています。
ちょっと分かりづらいけど、この奥です。
小さなワイナリーなので、1グループに付き同じワインは1種類しか買えませんでした。昔より厳しくなったなあ。取り扱っている酒屋さんに行った方が、色々買えるみたいです。今回はスパークリングワインと白ワインを買いました。
その後は山道をくねくねと、宿のある高山村の奥山田温泉へ向かいます。
山小屋風の温泉宿Redwood Inn(レッドウッドイン)に到着!ストーブの煙がモクモク上がっています。
目の前は牧場兼スキー場になっていて、お茶屋さん?なんかもありました。
宿は若い男性スタッフの皆さんでやっておられるようで、フロントのお兄さんが部屋まで案内してくれました。
こぢんまりしたベッドルームですが、清潔で問題なし。写っていませんが、手前にちゃぶ台とテレビがあります。和室もあるようです。
私たちはバストイレなしの部屋でしたが、もう少し料金を払えばトイレ付の眺望の良い部屋もあるようです。でも共用トイレはきれいだったし、バスは温泉に入るので問題ありませんでした。
廊下には、ほのかにベーコンのようなにおいが漂っていたような・・・自家製で燻製も作っているみたいです!
牧場が眺められるテラスもありました。突き当りの椅子が並んでいる場所です。
フロント兼食堂は1階で、階段を降ります。エレベーターはありません。客室は2・3階のようでした。
そして離れ?のようになっている温泉があり、階段を上って向かいます。
じゃーん!内湯(女湯)です。こぢんまりしているけど、豆型になっているのがレトロ
でいい感じ。
左側の戸を開けて、階段を登ると・・・
宿の名前にもなっている、レッドウッドという巨木をくりぬいた露天風呂が!
ちょっと深くてお年寄には危ないかもしれないけど、かけ流しのとてもいいお湯でした!
お風呂からは牧場兼スキー場がちょっと見えました。
こちらは星空がとてもよく見えるとのことで、夜にも入ってみましたが、とてもきれいでしたよ!時間帯によってはお湯がちょっとぬるめかもしれないけど・・・
内湯と外湯は同じ温泉だと思いますが、外だと白っぽく、中では緑がかって見えるのがとても不思議でした。どちらも硫黄の香りがするいいお湯でした。洗い場がちょっと狭いので、混んでいる時は大変かもしれません。
そして入浴後はお楽しみの食事!こちらは薪ストーブが焚かれた暖かい食堂で、コース料理がいただけるのです。ちなみに食事の時間はチェックインの際に指定されます。私たちは7時からでした。
まずは前菜。自家製の燻製は、ヤリイカや白身魚(名前忘れた)、豚肉など。
ワインはこの日たまたま、地元の高山村で作られたロゼがグラスでいただけるとのことで、頼んでみました。フルーティーでおいしかったです。
熱々の天ぷら。セロリとか、キクイモ?だったかな?意外な素材の天ぷらでした。
これは・・・枝豆のスープだったかな?
サーモン!
そして牛肉。確かイチジクのソースでした。
このお肉がすごく脂がのっていて、私には少し強かったので、妹にちょっと分けました。ソースはすごくおいしかったです。
そして釜飯が登場!奥に釜あり。炊き立てですごくおいしかったけど、お腹がいっぱいで少ししか食べられず。
デザートとコーヒー。
おいしかった・・・ごちそうさまでした!
お料理もよかったけど、給仕してくれた若い男性がとてもフレンドリーで気がきく感じで好印象でした。
薪ストーブも、ある店は多いけど飾り物というか、申し訳程度にしか焚いていない所も多いけど、こちらはガンガン焚いてくれていて、とっても暖かかったです!
食後は満腹のお腹をさすりながら、宿の周りを散歩しました。宿のお兄さんに教えてもらった、星がよく見えるという場所まで行ったら、狸に会いました。
この日は寝る前にもう一度温泉に入り、就寝しました。
もちろん翌朝も朝風呂に入りましたよ。
そして朝ごはん。
フレンチトーストとか、自家製ベーコンとソーセージがメイン。見た目よりもボリュームがあり、これまたお腹いっぱいになりました!それにしても、宿の朝ごはんがフレンチトーストって、なんかいいなあ。
ずっと泊まってみたかった宿だったのですが、アットホームでお兄さんたちが楽しそうに働いていて、気持ちよく過ごせました。女性スタッフがいないというのが、意外といいのかも。普通のホテルじゃつまらないと思っている人にはおすすめです。もちろん豪華なサービスとかそういうのはない、素朴なお宿ですのでそのつもりで!
チェックアウトして山道を下り、集落の中にある高山村スパ・ワインセンターという道の駅のような場所に寄りました。
こちらで宿で飲んだロゼワインを発見したので買いました。高山村にはワイナリーが数件あるらしく、けっこう色々ありました。今回は体験しませんでしたが、ここでは手作りスムージーを飲みながら足湯に入れるようです。
近くには共同浴場が何軒かあるようで、スパ・ワインセンター前にも1軒ありました。
この後は、妹がもう一度小布施へ栗菓子を買いに行きたいと言うので再び向かいました。
そして昨日入り損ねたモンブラン朱雀のお店をちらりとのぞいてみたらば、開店間際で名前を書いておけば1回目に入れそうだったのでやってみることに。
こちらが店内。蔵をオシャレにリフォームしてありました。
メニューは朱雀と、飲み物のセットのみ。
そしてこれが、モンブラン朱雀だ!!
お、大きい・・・中にはアイスみたいなものが入っています。
味はとてもおいしかったのですが、私も妹も食べきれませんでした。周囲にも、残している人がいました。2人で1個とかで頼めたのかなあ?でも飲み物とのセットしかなかったしなあ・・・いやしかし、一度食べてみたかったから、これで良いのだ!
・・・とか思いながら、狭~い小布施堂の駐車場に戻ってきて、車を出そうとしたら・・・何と、お隣の車をこすってしまいました!!
もちろん警察を呼び、保険会社に連絡し、お隣の人が戻ってきてから謝りました。とてもいい人だったので助かりましたが・・・
甘~いモンブランが、ほろ苦い思い出になってしまいましたが、総合的に見てとても楽しい旅でした。
めげないで、また安全運転で旅に出ようと思います!