夏に以前から気になっていたぬる湯の温泉に行ってきました!
長野県小県(ちいさがた)郡青木村の田沢温泉です。
住宅地と田んぼの中に、数件の宿が残る歓楽色のないひなびた温泉地で、以前に母と「ますや」という旅館に日帰り温泉に来たことがありました。
今回泊まったのは、温泉街の入口にある富士屋という旅館。
迷路のような木造の廊下を案内され、部屋へと向かいます。
布団を敷いてくれてありました。
ちょっと広めの部屋を用意してくれたみたいでした。そしてテレビはBSも映りました!割と良心的なお値段の宿なのに、個人的にはすごいと思う・・・
1階の部屋で、窓の外は庭。冷房をつけてくれてありましたが、この日は割と涼しく、スイッチを切って網戸を開けました。
広々とした洗面台。
広々としたトイレも!トイレなしの部屋だどちょっと安いです。
少し休んだら、温泉へ向かいます。
脱衣所。貸切でした。
源泉かけ流しの、硫黄がほのかに香る浴槽。個人的にはジャグジーは温泉の場合はいらないかな~。宿のホームページなどを見ると、男性用の浴槽の方が、ひょうたん型で趣はあるような感じですが、贅沢は言うまい!
少し加温しているみたいですが、ちょうどいい感じでした。
洗い場。あまり数は多くないです。
外には露天もありました。内湯とは源泉が違うようで、内湯よりもぬるめです。ちょっと曇っていて、ちょうど良い気候でした。
大浴場の脱衣所を出て隣には、貸し切り風呂もあります。ここもかけ流しで、お湯が新鮮な気がして、一番気に入りました!落ち着いて入れるしね。
お湯を堪能し、部屋でごろごろしていたら、夕飯の時間になりました。
迷路のような廊下を中居さんに案内され、夕食会場へ・・・個室食で、テレビもありました!
お品書き。地酒も頼んでしまいました。
ローストビーフとか、色々出していただいて、お腹いっぱい!味もおいしかったです。
食後は重いお腹をゆすりながら、ちょっと外に出てみました。
本当に静かな温泉地です。
有乳湯(うちゆ)という温泉銭湯が営業していました。夕飯の時間帯のせいか、空いているみたいでしたが、お腹がいっぱいで苦しく・・・宿と源泉は同じですが、フレッシュさが違うようなので、また入りに来たいなあ。
少しぶらぶらしてから宿へ戻りました。
廊下のレトロな洗面台が、いい感じ。
この夜は部屋でテレビを見て、寝る前にまた大浴場と貸切風呂に入り、就寝しました。夜中もお風呂には入れるようですが、加温しないのでぬるくなるようです。
そして翌朝もまた、朝風呂に入りあたたまりました。男女の浴場の入れ替えはありません。多分、男性用の方は外からちょっと見えそうな場所にあるのではないかと推測。
そして朝ごはんは、広々した食堂でいただきました。
温泉宿の和朝食という感じです。奥のテーブルには、セルフで牛乳の用意もありますね。
食後は隣の休憩所みたいな場所でコーヒーをいただきました。
こちらの宿は割と良心的なお値段で、一人でも泊まれて、空いていれば夕飯を個室食にしてくれ、落ち着けるので気に入りました。追加料金で朝食も個室食にできるようでした。
BSも見れるし、何よりお湯が良かったです!特に貸切風呂の雰囲気が好きでした。静かな温泉地が好きな人にはおすすめします。
冬は部屋に炬燵があるようなので、その頃にも来てみたいけど・・・私の住んでいるところからだと山道を通らなくてはならないし、ぬる湯が寒いかなあと思ったり・・・でもまた、いつか来たいです。
そしてチェックアウトし、近くの道の駅あおきへ。
面白いきのこが色々あって、たくさん買いこみました。おやきやまんじゅう、スコーン、そして写っていませんが、特産のソバ粉を使った生そばも買いましたよ!美味しかった~
そして、青木村の夫神岳(おがみだけ)という山を見ながら、帰路についたのでした。
以前、母と来たますや旅館も島崎藤村が泊まったというすごい建築の宿なので、写真を載せられたらと思い探しましたが見つからず断念しました。
青木村には他にも沓掛(くつかけ)温泉というのがあり、こちらは田沢温泉よりも更にぬるいですが、面白そうな宿を見つけたので、また訪れたいと思っています。