こっそり女一人旅

時々出かける一人旅の記録

2020年12月 美ヶ原温泉(長野県) 女一人旅

前回訪れた白馬よりも更に近い、松本市の美ヶ原(うつくしがはら)温泉へ一泊してきました。

泊まったのは御宿 石川というこぢんまりとした旅館。温泉街の一角にあります。

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もともと3室しかないようなのですが、現在は何とコロナ対策で一日に一組しかとらないようなのです。

その一組が一人旅でもいいのかなあと思いましたが、休前日以外はOKなようなので、有難く宿泊させてもらいました。

長野県の観光推進事業で?チェックインの時にリンゴをいただきました。シナノゴールドだったかな。

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通されたのは二階の部屋。炬燵があり、うれしい!希望すれば一階にも泊まれるようです。ちなみに階段しかありません。

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奥のガラス戸を開くと冷蔵庫があり、麦茶と水が冷えていました。

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カーテンの向こうはこんな景色です。

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続きで隣の部屋には布団が敷かれています。コロナ対策か、毛布にもカバーが掛かっていました。電気あんかもあり、信州の冬にはうれしいです。エアコンも効いてました。

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一旦、部屋を出たところに専用の洗面所とウォシュレットのトイレがあります。お客は私一人なので、カギをかけずに出入りしていました。

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一休みしてから、さっそく温泉に入ります。

お風呂は一階に2か所あり、そんなに大きくはなく、もともと貸切のようです。一晩中入れるとのこと。

まずは遠い方のお風呂から入ることにしました。

一度外に出て、こんな階段を上って正面のドアを開けると・・・

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こんな部屋があって・・・

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更に戸を開けると、広々とした脱衣所があります。

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湯船はこんな感じ。多分3人くらいまでは入れそう。一人ならゆったりです。

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窓が大きく開放的で、露天気分で入れました。

アルカリ性のお湯は、ほのかに温泉臭のある源泉がかけ流しで、冬は少し加温しているみたいです。少し熱めの、冷えた体に染み渡る良いお湯でした!殺菌はしているみたいです。

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かけ流しなので、湯船からお湯がもったいないくらいにオーバーフローしていました。

洗い場は2つ。蛇口からも温泉が出ましたが、温度調節がちょっと難しかった・・・タイルがいい感じ。

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ゆっくり温まった後は、部屋に戻って炬燵にあたりながら夕飯までくつろぎます。

その間に、飲み物のメニューをチェックしました。

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私は結局、一番下の秋田の純米吟醸にしましたが、地酒のメニューが豊富で、3種類選べるお得な利き酒セットもありました。このページ以外にも色々メニューがあって、地ワインもグラスで頼めるものが多かったし、色々試してみたい一人旅にもとても優しい設定だと思いました。頑張って飲みましたが、1合だと私の場合、一人ではちょっと多いなと感じるので。

さて時間になって、一人忘年会の始まりです!食事は出来たてを部屋に運んでくれます。

前菜です。晩秋になってから松茸がたくさん採れたみたいで、予想外に色々と出して下さいました。左は贅沢な松茸のおろし和え、奥の茶碗蒸しにも入っています。左下の雑キノコも美味しかったです。

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こちらの名物だという、茄子の田楽。卵の黄身が半熟で載っていて、とろけました!

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頼んだ秋田のお酒は口に含むと甘く、のど越しは辛口で、料理に合いました。とても美味しいお酒でした。

メレンゲに包まれて出てきたのは・・・

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鯛と、その上には松茸が!

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岩魚の甘露煮が出るという宿泊プランだったのですが、私が地元民だったので、海の魚を出して下さったんだと思います。実際、嬉しかったです。こんなことが、燕温泉に泊まった時にもあったなあ。

肉料理は、豚肉の味噌漬けを焼いたものでした。ちょっと高めのプランだと、牛肉が出るようです。

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その左にあるのは、松茸の土瓶蒸し!

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スダチをしぼっていただきます。お出しのいい味が出てました!

そして、松茸ごはん!!

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一度炊いたら少し軟らかめになってしまったそうで、もう一度炊き直して持ってきてくださいました。(味見にと、柔らか目の方もオニギリにして持ってきてくれました(^▽^)/)

ご飯はお腹いっぱいになってしまい食べ切れず・・・おひつに入っていた残りを、帰りにお土産で持たせてくれました。

デザートはリンゴと、この地方で冬至に食べる風習のある、カボチャ団子。かぼちゃのいとこ煮すいとんを入れたような料理です。

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一日一組のうちの一人旅なのに、とても良心的な料金で泊まらせていただき、予定外の松茸まで堪能させていただきました。感謝感謝です!

食後は苦しいお腹を抱えて、ごろごろし・・・また温泉に入ります。今度は手前の近い方のお風呂に行きました。

こちらは最初のお風呂よりも少し広く、上方に窓はありますが眺望はありません。そして若干お湯がぬるめで、ゆっくり入れる感じです。脱衣所は最初のお風呂の方が広かったです。

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やはりタイルがとても印象的です。そして源泉かけ流し。いいねえ~!

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洗い場はこんな感じ。

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ゆっくり温まってから、部屋に戻って就寝。

そして翌朝、まず熱い方のお風呂に浸かって温まります。

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この後、もう一つのお風呂も堪能してから、部屋で朝ごはん。

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温泉に入ってカロリーを消費したせいか?ご飯をお替りしてしまいました。

食後はコーヒーかヨーグルトが選べるので、私はコーヒーにしました。

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チェックアウトまで少し時間があったので、もう一度温泉に入りたい気持ちもあったのですが、お腹が苦しいので少し休んでから出発することにしました。一人だし、あんまりゆっくりしても迷惑かも・・・という遠慮も少しあったりして。

車を駐車場に置かせていただいたまま、周辺を少し散策しました。

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裏手の山の薬師堂に登ってみることにします。

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登り口周辺にいらしたお湯かけ地蔵さんに、お湯を掛けさせていただきました。

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登って行くと門があり・・・

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そこをくぐるとまた階段が続き、その先が薬師堂です。

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途中、振りかえるとこんな景色。

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下りながら、ちょっと回り道をすることにしました。遊歩道があるようです。

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途中、こんな遊具がありました。

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道はこっちでいいのかな?

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晴れていて、気持ちの良い朝です。

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温泉街に戻ってきました。この写真ではよく分かりせんが、奥の方にお世話になった石川さんがあります。

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この後は、車で数分のアガタベーカリーというパン屋さんに寄って帰りました。

 

美ヶ原温泉は近すぎてなかなか訪れたことがなかったのですが、温泉はいいし、とても由緒ある温泉街だということが分かりました。

ちなみにこれは、薬師堂に登る途中にあった看板です。

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お湯がとても良かったので、後日、石川さんの近くにある和泉屋善兵衛(先ほどの温泉街の写真にも、実は写っています)という旅館に、母を誘って日帰り入浴に行きました。

こちらは貸切風呂が3つあり、昼間の宿泊客がいない時間帯に、泊りでなくても貸切ることができるのです。じゃらんから予約できて便利でした。

私たちがお借りしたのは木もれ日の湯という、大きな木のお風呂でした。

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天井が湯小屋!という感じでした。

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お湯はかけ流しと循環の併用のようですが、広々していてとてもくつろげました。6人まで入れるそうですが、脱衣所が狭かったかな。あと、館内が迷路のようで、ちょっと歩きます。

他に露天付きのお風呂と、少人数用のヒノキ風呂があるみたいで、また利用してみたいというか、泊まってみたいです。スタッフさんの感じも良かったし、食事も美味しそうなので。いつ実現できるかな・・・

 

結局、2020年は近場の旅しかできなかったけど、今まで目を向けることのなかった場所に出かけることができ、ある意味チャンスではありました。

しかし、これからどうなるのか・・・しばらく近場にさえ、出かけられなくなってしまうのかもしれないという不安はありますが、希望を持ちつつ、また旅に出たいと思います。

今年はもっと安全に楽しく旅ができますように!