こっそり女一人旅

時々出かける一人旅の記録

2019年6月 群馬 女一人旅③ 四万温泉編

四万温泉の無料駐車場に車を停めて、しばらくうろうろと散策しました。

まずは、今夜お世話になる積善館を確認。けっこう写真を撮っている人がいました。

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ピンクの壁の部分が、有名な元禄の湯だそう。楽しみです!

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積善館から四万川沿いに温泉街を散策します。

水がきれいだな~。

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飲泉場もありました。飲むと少ししょっぱいです。四万のお湯は胃腸に効くとのこと。いいね!

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そうこうしているうちにチェックインできる時間になったので、積善館へ・・・手前にあった赤い橋を車で渡るのですが、駐車場が縦列駐車のような感じで、入れるときはいいけど、出るときはちょっと難しかったです。

私が泊まったのは本館ですが、他に山荘と、佳松亭というラグジュアリーな旅館がつながっています。それぞれにお風呂があるのですが、廊下等でつながっており、行き来できるのでどこのお風呂にも入れるのです。

ちなみに本館が一番古く、安く泊まれます。トイレは部屋になく、共同なのですが、ちゃんとウォシュレットになっています。

私はトイレが部屋にないのは別に構わないんですが、数年前にこちらの口コミを見た時には、和式トイレだと書いてあったので、躊躇してしまいました。しかし今は改装されたとのことなので、思い切って来てみたのでした。

そして、私の部屋があった2階は男女別のトイレだったので、何となく安心して使用できました。3階と、山荘は男女共同トイレのようです。

1階フロント付近。中央は電話ボックス。左の階段を上ると・・・

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私が泊まった部屋があります。

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部屋の中。逆光でちょっと暗いです。

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窓からは赤い橋が見えました。

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この宿はかなりリーズナブルだと思うのですが、部屋には必要なものはそろっていて、とても頑張っていると感じました。ティッシュや時計、冷蔵庫、栓抜きや足袋ソックスなんかもありました。バスタオルだけは、公式HPか電話の予約でないと付かないようです。

また、この日は網戸にしていれば涼しかったですが、エアコンがないので真夏は暑いかもしれません。もともと涼しい場所だとは思うのですが。エアコン付きの温泉床暖房の部屋も別棟にあるようですが、冬はともかく夏はどうなんでしょうか。

お茶請けは花豆の載ったおまんじゅうでした。これがなかなかおいしくて、佳松亭の売店に売っていたので、お土産に買いました。

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ちなみに、奥にあるパック入りのものは、四万温泉で有名な、おばあさんが売っている焼きまんじゅうです。散策途中に買ってお持ち帰りしました。あんこは入っていない、無添加の酒まんじゅうが4つつながっています。けっこうなボリュームだったので、冷蔵庫に入れておいてお土産にしました。

お茶セットはありますが、お湯は部屋にあるポットを持って行き、廊下にある給湯器から自分で汲んできます。

部屋で少し休んだら、さっそく有名な元禄の湯に向かいます!

元禄の湯の入り口付近。開放的!フロントからすぐなので、部屋からけっこう近くて良かったです。

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飲泉所もあります。部屋にあった急須に汲んできて、飲んだりしました。

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お風呂は撮影禁止なので写真はありませんが、すばらしい空間でした!古いですが、5つの浴槽にピーンときれいなお湯が張られているのはなんというか、神々しかったです。脱衣所はおそらく温泉床暖房で、足元が暖かかったですよ。

この後、佳松亭にある杜の湯にも入りに行きましたが、近代的で露天もあり、体を洗うならこちらが良いと思いますが、私は元禄の湯が気に入ったので、そちらばかり行っていました。

他に、山荘の貸切風呂と、混浴の岩風呂(朝は女性時間になる)もあり、すべて源泉かけ流しです。2つとも見学だけして来ました。

山荘へ向かうエレベーターの手前にある、浪漫のトンネル。

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うんうん、千と千尋っぽい!ここ以外にも、迷路のようで不思議な場所がありました。

オーナーさんによるツアーも開催されているようなのですが、この日は残念ながらありませんでした。

今は使われていない3階の部屋。

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こんな感じで、使われていない部屋がたくさんあるようで、昔は相当賑わっていたんだろうな~と思いました。

湯あみと散策を楽しんだあとは、温泉街の酒屋さんで買った四万温泉エールと、宿の自販機で買ったおつまみ(ナッツ)で晩酌です。プロセスチーズなんかも売っていましたよ。

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そしていよいよ夕食!大広間で18時からと決まっていて、ヘルシーなお弁当です。お味噌汁とごはんはお替り自由で、私は晩酌した後だったので、ごはんは少な目にしてもらいました。

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右下のラップをしてある器には、冷たいおそばが入っていました。

豚汁がおいしくて、お替りしました。普通の旅館の食事に比べたら少ないと思いますが、公式HPから予約する際には追加料理も頼めるし、私には充分な量でした。味もおいしかったですよ。

その場で「から揚げとかないの?」と言っているお客さんもいたので、必要な人は、持ち込み自由だし何か持ってくればいいと思います。

一人で来ているお客さんもちらほらいましたが、ご夫婦とかが多かったかな~外国の人もいました。

夕食後は部屋に戻りましたが、何しろ一年で最も日が長い時期なのでまだ明るく、もったいないので外に散策に出てみました。

電柱に貼ってあった「世のちり洗う四万温泉」・・・その通り!

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川の向こうの灯りはアート作品?みたいです。

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手前から積善館含む一帯を振り返ったところ。

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積善館にも明かりが灯ってきました。

f:id:lawming:20190625192344j:plain上はもう使われていない部屋のようですが、ライトアップだけしているもよう。

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23時に灯りが消えましたが、誰もいない古い建物の中に入って、灯りを点けたり消したりする従業員さんのことを考えると、ちょっと怖いんじゃないかと思ってしまいました。

私が泊まった部屋のあたり。手前は玄関です。

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部屋に戻りましたが、皆さん表に出て、ライトアップを楽しんでいました。

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それからまた元禄の湯に入って、布団を敷いて(セルフです)部屋でごろごろしていましたが、22時頃にお腹が空いてきてしまいました。カップヌードルの自販機があったので、ちょっと魔が差しそうになりましたが、前の日にぴのんでもらったスイートポテトが取ってあったので食べました。おいしかった!

そしてもう一度、元禄の湯に入ってから寝ました。古い建物なのでけっこう音が響きますが、皆さん静かに行動していました。

翌朝。

最後にもう一度、元禄の湯に入りました。

元禄の湯・・・滞在中4回入ったけど、けっこう貸切になれる時間がありました。ものすごく幸せでした!

そして朝ごはん。昨日と同じ席でいただきます。ごはんかおかゆを選びます。私はおかゆにしてみました。f:id:lawming:20190625193409j:plain

このおかゆが、ほんのり塩味でおいしかった!温泉で炊いているのかな?お替りしました。味噌汁も!

積善館・・・古くて確かに不便なところもあるけれど、純粋に温泉を楽しむには最高だと思います。一人旅なんだけど、他の人の気配があって一人ぼっちじゃないというか、私はこういう宿がけっこう好きです。そして何しろ、コスパが良いです!本館は普通の旅館と比べるのではなく、積善館というジャンルを楽しみにきたい宿だと思いました。またいつか、元禄の湯に戻ってきます!

こうして群馬の2泊3日の一人旅は終わりを迎え、ドライブしながら自宅まで帰ったのでした。梅雨の合間でしたがお天気も良く、本当に幸せな3日間でした。

群馬にはまだまだ気になる温泉がたくさんあるし、四万温泉には他にも泊まってみたい旅館があるしで、きっとまた戻ってくると思います!